りんご

りんごのシーズンが終わりに近づいて来ました。と言っても通年とおして、色んな品種が出てますが。。。
八百屋的にはりんごのピークは12月で、魚で言う脂が乗ってる時期であると思います。寒さが増して来て、りんごの蜜と言われている「ソルビトール」が果実の真ん中に溜まりだすのもその時期です。

話は一方的に進めていますが、そもそも「蜜」とは何ぞや?なんですが、

先程も書きましたが、りんごの「蜜」と言われる「ソルビトール」は、りんごの甘味の成分で、葉の光合成から「ソルビトール」完成→葉→軸→実に伝わり、実の中で甘さの元でもある果糖やショ糖に変わります。
そして、りんごが「私、完熟しましたわ〜」と言うと「ソルビトール」は果糖などに変わるのをやめて、水分だけ吸収して「蜜」になります。なので「蜜」が残ってるりんごは『完熟してますよ!』のサインと言われています。

誤解されては困るので、言っときますが、りんごは全てが、蜜入りではありません。
「買ったりんご、蜜が入ってないから失敗や!」は間違いです。品種によります。
皆様がよく食べて出荷量も多い「サンふじ」や蜜入りりんごで有名な「こうとく(こみつ)」などは12月ごろ「蜜」がたっぷり入ってます。

「ほな、明日、蜜入りりんご食べたくなったから、サンふじ買いに行ってこよー」と言う方。

2月をまわった、サンふじの蜜入りは期待しないで下さい。りんごは収穫してからも生きているので、生きるために、エネルギーを使います。そのエネルギーの源が「蜜」と言われています。
なので、明日、買ったりんごに蜜が入ってない可能性は非常に高いです。

と言う訳で、りんごは通年ありますが、たっぷりの蜜入りりんごを食べたい方は、今年の11月中頃以降から年末までお待ち下さい。

くれぐれも言いたいのですが、蜜の入ってない品種でも美味しいりんごは沢山あります。秋から出てくる品種も美味しいりんごはありますので、そちらもよろしく〜



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株式会社ポン太青果

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